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動植物油類

この節での特訓内容
1.動植物油類の定義
2.ヨウ素価に応じた油の分類
3.動植物油類に共通する事項

この節では動植物油類についての特訓をする。
名前の通り動物の脂肪や植物の種や果肉から抽出した油だ。
危険物取扱者試験において動植物油類で重要となる事項は、ずばり自然発火だ。
自然発火が起こりやすい状態や条件を理解することが動植物油類で最も重要となる。
内容は特に難しくはない。
本試験では確実に得点できるようにするのだ。
では特訓開始。


1.動植物油類の定義

動物の脂肉等または植物の種子・果肉から抽出したもので1気圧において

引火点250度未満のものをいう。



2.ヨウ素価に応じた油の分類

ヨウ素価:油脂100gに吸収されるヨウ素のグラム数のこと。

不飽和脂肪酸:ヨウ素価が大きいほど不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)が多くなる。

○ヨウ素価130以上  → 乾性油(乾きやすい油)。

○ヨウ素価100~130 → 半乾性油(やや乾きやすい油)。

○ヨウ素価100以下  → 不乾性油(乾きにくい油)。

ヨウ素価が大きい(不飽和脂肪酸の数が多い)油ほど空気中の酸素で酸化されて、その酸化熱が蓄積して自然発火しやすくなる

以下に動植物油類の主な物質名とその特徴をまとめた。

物質名 ヨウ素価による分類 自然発火の危険性
アマニ油 乾性油
ナタネ油 半乾性油
オリーブオイル 不乾性油


3.動植物油類に共通する事項

すべて非水溶性である。

○比重は1より小さいものが多い。

布などに染み込ませて積み重ねると自然発火しやすい。

ヨウ素価が大きい(不飽和脂肪酸の数が多い)ほど自然発火しやすい

○乾性油 > 半乾性油 > 不乾性油のに自然発火しやすい。

○換気が不十分であると自然発火しやすい。



以上が動植物油類の特徴だ。

ヨウ素価や不飽和脂肪酸など聞きなれない用語が登場したが、動植物油類は「自然発火しやすい条件」を理解することが重要ということは先に延べたとおりだ。

1.ヨウ素価が大きい    → 自然発火しやすい。

2.不飽和脂肪酸の数が多い → 自然発火しやすい。

3.布に染み込ませ重ねる  → 自然発火しやすい。

4.乾性油>半乾性油>不乾性油の順に自然発火しやすい。

5.換気が不十分であると自然発火しやすい。

以上、自然発火しやすい5つの特徴を覚えておけば動植物油類ではほぼ得点できるぞ。


教官から一言
この節では動植物油類の種類・特性などの細かい内容を特訓したが、動植物油類で重要となるのは「自然発火しやすい条件」を理解することだ。
先に説明した自然発火しやすい5つの特徴をしっかりと頭に叩き込み本試験に臨むのだ。

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本試験要点チェック ~理解度を確認するのだ~

動植物油類について、以下の質問(または空欄)に答えよ。答えは問題文をクリック

動物の脂肉または植物の種子および果肉から抽出したもので、1気圧において引火点が[ ]℃未満のものと定義される物質である。

動物の脂肉または植物の種子および果肉から抽出したもので、
1気圧において引火点が250℃未満のものと定義される物質である

動植物油類の性質は、すべて[ ]性である。

動植物油類の性質は、すべて非水溶性である

動植物油類の指定数量は、[ ]Lである。

動植物油類の指定数量は、10000Lである

動植物油類が自然発火しやすい条件として、ヨウ素価が[ ]い、不飽和脂肪酸の数が[ ]いなどがある。

ヨウ素価が高い、不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)の数が多い

※ヨウ素価:油脂100gに吸収されるヨウ素のグラム数のこと

乾性油と不乾性油では、[ ]性油の方が自然発火しやすい。

乾性油と不乾性油では、乾性油の方が自然発火しやすい

動植物油類は、[ ]などに染み込ませて積み重ねると、自然発火の危険性が高まる。

動植物油類は、などに染み込ませて積み重ねると、自然発火の危険性が高まる

※本試験頻出。

動植物油類において自然発火を防止するためには、十分な[ ]することが必要となる。

十分な換気をすることが必要となる

動植物油類は、いったん火災が発生するとが[ ]が非常に高くなるため消火が困難である。

動植物油類は、いったん火災が発生するとが燃焼温度が非常に高くなるため消火が困難である。

第3石油類・第4石油類・動植物油類など、引火しにくい物質ほどいったん引火すると消火が困難となる。