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第2石油類

この節での特訓内容
1.第2石油類の定義
2.代表的な第2石油類の種類と性質
3.第2石油類に共通する事項

この節では 第2石油類についての特訓をする。
第2石油類は灯油や軽油など生活の身近にある危険物であり第4類危険物の中では危険度中レベルの物質だ。
しかし貯蔵・取扱いを誤れば大惨事を引き起こすことは他の危険度の高いものと同じでありしっかりと性質や特徴を把握する必要がある。
では特訓開始。


1.第2石油類の定義

1気圧において

引火点が21℃以上70℃未満のものをいう。



2.代表的な第2石油類の種類と性質

以下に第2石油類の主な物質の引火点・発火点とその特徴をまとめた。

物質名 性質 引火点 発火点 特徴解説
灯油 非水溶性 40
以上
220 ○無色または淡黄色で特異臭がある。

○ストーブなどの燃料に使用される。

霧状になって浮遊したり布に染み込んだ場合は空気との接触面積が大きくなるため引火点以下でも引火する危険性有。

ガソリンと混合すると引火の危険性が高くなる

ガソリンよりも発火点が低い。(ガソリンの発火点は300℃)
※発火点がガソリンより低いということはガソリンより自然発火の危険性が高いということ。
軽油 非水溶性 45
以上
220 ○淡黄色または淡褐色。

○ディーゼルエンジンの燃料として使用される。

○引火の危険性は灯油の特徴解説と同様。

○ガソリンと混合すると引火の危険性が高くなる。

ガソリンよりも発火点が低い
クロロベンゼン 非水溶性 28 590 ○無色透明で芳香集がある。

○比重が1.1で水に沈む

○若干の麻酔性有
キシレン 非水溶性 右記 右記 ○無色透明で特異臭がある。

○3種類の異性体がある

○異性体別に引火点がo-27℃、m-27℃、p-32℃。

○異性体別に発火点がo-463℃、m-527℃、p-528℃。

○溶剤・合成樹脂・合成繊維に使用される。

○引火の危険性は灯油の特徴解説と同様。
酢酸 水溶性 39 463 ○無色で刺激臭がする。

約17℃以下で凝固する。

弱酸性である。

○濃度96%以上のものを氷酢酸という。

○酢酸の3%~5%の水溶液が食酢。

○蒸気を吸入すると粘膜が炎症を起こす。
プロピオン酸 水溶性 52 412 ○無色透明である。

○強い腐食性があり多くの金属を腐食させる。
アクリル酸 水溶性 51 438 ○無色透明で刺激臭がある。

重合により火災・爆発の危険性がある。
※重合→分子同士が2つ以上結合してさらに大きな化合物を生成する化学反応のこと。「重合」という言葉だけ覚えておけばよいぞ。



3.第2石油類に共通する事項

引火点は20℃より高く、常温では引火の危険性はない

(非水溶性共通)

霧状になって浮遊したり布に染み込んだ場合は、空気との接触面積が大きくなるため引火点以下でも引火する危険性がある。



(水溶性共通)

○水にも有機溶剤にも溶ける。


以上が第2石油類の一覧だ。
非水溶性と水溶性があり特徴もそれぞれ違う。
特殊引火物から第2石油類まで特訓をされた方はそろそろ記憶が混乱してくる頃であろう。
第2石油類については非水溶性では「灯油」および「軽油」、水溶性では「酢酸」および「アクリル酸」をまずは覚えるのだ。


教官から一言
この節では第2石油類の種類・特性などの細かい内容を特訓したが、次節の第3石油類と同様に突出した特徴がなく淡々と覚える必要があり苦痛をともなう節である。
とにかく反復練習することが重要となるぞ。

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本試験要点チェック ~理解度を確認するのだ~

第2石油類について、以下の質問(または空欄)に答えよ。答えは問題文をクリック

第2石油類とは、1気圧において引火点が[ ]℃以上[ ]℃未満のものと定義される物質である。

第2石油類とは、1気圧において引火点が21℃以上70℃未満のものと定義される物質である

第2石油類の指定数量は、非水溶性[ ]L、水溶性[ ]Lである。

第2石油類の指定数量は、非水溶性1000L、水溶性2000Lである

第2石油類の引火点は20℃より高く、常温では[ ]の危険性はない。

第2石油類の引火点は20℃より高く、常温では引火の危険性はない

※引火点はすべて20℃以上である。

[ ]および[ ]はガソリンよりも発火点が低い物質である。

灯油および軽油はガソリンよりも発火点が低い物質である

※ガソリンの発火点300℃、灯油・軽油の発火点220℃。

[ ]状になって浮遊したり、[ ]に染み込んだ場合は、空気との接触面積が大きくなるため引火点以下でも引火する危険性がある

霧状になって浮遊したりに染み込んだ場合は、空気との接触面積が大きくなるため引火点以下でも引火する危険性がある

※多くの危険物で共通となる事象である。

[ ]は、ストーブなどの燃料に使用される物質である。

灯油は、ストーブなどの燃料に使用される

[ ]は、3種類の異性体が存在する物質である。

キシレンは、3種類の異性体が存在する物質である

[ ]は、17℃以下で凝固する物質である。

酢酸は、17℃以下で凝固する物質である

※96%以上の濃度を有する酢酸を「氷酢酸」という。

[ ]は、重合を起こしやすい物質である。

アクリル酸は、重合を起こしやすい物質である

※アクリル酸=重合は本試験で頻出します。

[ ]は、強い腐食性があり多くの金属などを腐食させる物質である。

プロピオン酸は、強い腐食性があり多くの金属などを腐食させる物質である

[ ]は、比重が1.1で若干の麻酔性のある物質である。

クロロベンゼンは、比重が1.1で若干の麻酔性のある物質である