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保安距離・保有空地とは

この節での特訓内容
1.保安距離とは
2.保安距離が必要な製造所等
3.保安距離と保安対象物
4.保有空地とは
5.保有空地が必要な製造所等

この節では保安距離および保有空地の特訓する。
この保安距離および保有空地は製造所等で火災などが発生した場合に災害を未然に防止するために設けられている。
危険物取扱者試験において「安全を確保するための知識」というのは最重要項目であるため、この節から出題される可能性は非常に高い。しっかりと特訓するのだ。


1.保安距離とは

製造所等で火災などの災害が発生した場合に、その影響が周辺の対象物(病院や学校)に及ばないようにするために定められた距離のこと。

2.保安距離が必要な製造所等

1.製造所

2.屋内貯蔵所

3.屋外貯蔵所

4.屋外タンク貯蔵所

5.一般取扱所

以上5つの製造所等で保安距離が必要となる。

 

3.保安距離と保安対象物

以下に保安距離と保安対象物を距離の短い順に上から並べた。

保安距離が必要な5施設:

製造所・屋外貯蔵所・屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・一般取扱所

保安距離 保安対象物
3m

特別高圧架空電線<
(7000V超から35000V以下)

5m

特別高圧架空電線
35000V超

10m

同一敷地にある住居

20m

高圧ガスを貯蔵・取扱う施設

30m

学校・病院・百貨店など、多くの人を収容する施設

50m

重要文化財・重要美術品等の 建造物

上表のように保安距離は最短で3mから最長で50mまであるぞ。

 

4.保有空地とは

危険物施設の周囲に消火活動を行ったり延焼防止を未然に防止する目的であらかじめ設けられた空地のこと。



5.保有空地が必要な製造所等

保有空地が必要な製造所等は保安距離を必要とする製造所等5施設プラス以下の施設となる。

1.簡易タンク貯蔵所で屋外に設置するもの。

2.移送取扱所で地上に設置するもの。

以上の施設だ。

保有空地の具体的な距離は複雑かつ本試験ではあまり重要ではないのでここでは割愛する。
しかし保有空地が必要な7施設はすべて覚えるようにするのだ。


教官から一言
この節では保安距離と保有空地を特訓したが、もちろん出題のメインは保安距離だ。
最初に説明したように保安距離等は災害時に製造所等周辺の安全を確保するためのもので非常に重要な危険物法令の1つとなる。
この節はすべて覚えるぐらいの勢いで特訓するするのだ。


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本試験要点チェック ~理解度を確認するのだ~

保安距離・保有空地について、以下の質問(または空欄)に答えよ。答えは問題文をクリック

保安距離が必要となる危険物施設(5つ)をすべて答えよ。

1.製造所
2.屋外貯蔵所
3.屋内貯蔵所
4.屋外タンク貯蔵所
5.一般取扱所

保安対象物が特別高圧架空電線(7000V超~35000V以下)の場合、保安距離は[ ]m以上である。

保安対象物が特別高圧架空電線(7000V超~35000V以下)の場合、保安距離は3m以上である

保安対象物が特別高圧架空電線(35000V超)の場合、保安距離は[ ]m以上である。

保安対象物が特別高圧架空電線(35000V超)の場合、保安距離は5m以上である

保安対象物が一般住居の場合、保安距離は[ ]m以上である。

保安対象物が一般住居の場合、保安距離は10m以上である

保安対象物が高圧ガスなどを貯蔵・取扱いする施設の場合、保安距離は[ ]m以上である。

保安対象物が高圧ガスなどを貯蔵・取扱いする施設の場合、保安距離は20m以上である

保安対象物が学校や病院など多数の人を収容する施設の場合、保安距離は[ ]m以上である。

保安対象物が学校や病院など多数の人を収容する施設の場合、保安距離は30m以上である

保安対象物が重要文化財などに指定されている場合、保安距離は[ ]m以上である。

保安対象物が重要文化財などに指定されている場合、保安距離は50m以上である。

保有空地が必要な危険物施設(7つ)をすべて答えよ。

保安距離が必要な5施設:
1.製造所
2.屋外貯蔵所
3.屋内貯蔵所
4.屋外タンク貯蔵所
5.一般取扱所
保有空地のみ必要な危険物施設:
6.簡易タンク貯蔵所(屋外)
7.移送取扱所(地上にある場合)
の計7施設

※当然保有空地なので地上にあることが条件となる。